恵方巻きの方角!2015年(平成27年)は?
新年が開け、正月行事を終えて普段の日常に戻りつつあるこの頃。
そろそろ節分の季節が近づいてきましたね。
この記事では、近年、節分の行事として広まっている「恵方巻き」について、今年の方角などを含めて紹介しています。
恵方巻きとは
毎年、節分といえば、豆まきが一般的ですが、最近では「恵方巻き(えほうまき)」というものもよく聞きますね。
これは、節分に食べると縁起が良いと言われている太巻き(巻き寿司)のことで、
「恵方」と呼ばれる方向を向いて食べるのが習わしとされています。
※「恵方」・・・その年の福徳を司る「歳徳神(としとくじん)」と呼ばれる神様が在する方位のこと。毎年変わります。
もともと、関西地方で「丸かぶり寿司」などと呼ばれ親しまれていたこの行事ですが、1998年(平成10年)にセブンイレブンが「恵方巻き」という名称で全国発売したことにより、全国的にこの行事が広まりました。
恵方巻きの方角
今年(2015年)の恵方は・・・ 西南西やや西 です!
随分とややこしい方向ですが、これは、昔の中国を中心とした東アジアで用いられて
いた「東洋24方位」の中の「庚(かのえ)」という方角なのです。
ただし、この「東洋24方位」は一般になじみが薄くなってきているため、最近では
わかりやすく「西南西」と言い換えて宣伝しているところが多いようです。
恵方巻きを食べる際の注意点
さて、恵方がわかったところで、次は食べるときの注意点です。
基本的には
- 恵方を向いて食べること。
- 願い事をしながら食べること。
- 一人で一本をまるごと食べること。
- 途中で喋ったり休んだりせずに、黙って一気に食べること。
この4点です。
恵方を向くということは神様のいる方向を向いているということですので、そのまま
願い事をしながら恵方巻きを無言で一気に食べます。
途中で喋ったり休んだりすると、ご利益がなくなってしまうと言われています。
※ 一人で一本まるまる食べることになるので、お子様用には少し細めに巻いた方がいいかもしれません。
ちなみに、恵方巻きに用いられる太巻きは、7種類の具材が使われます。
これは無病息災等を願って七福神にちなんだ数字とされ、具材の指定はありません。
いろんなお店がそれぞれの特色を生かした恵方巻きを売っているので、好みに合った
恵方巻きを探してみるのもいいかもしれませんね。
終わりに
最近になって全国的に広まったこの恵方巻きですが、地域によっては別の解釈があったりと、なかなか奥の深い行事です。
豆まきで厄払いをするだけでなく、恵方巻きで神様にお願いごとをすることも、節分の恒例行事として取り入れてみてはいかがでしょうか。